ネパールのカースト制度について ームルキ・アイン(1854)

By | 2018-01-14T21:16:44+00:00 12月 19th, 2017|ネパール, 世界の文化・歴史|

ムルキ・アイン(1854)

ネパール民法である”ムルキ・アイン”はジュング・バハドール・ラナがヨーロッパ訪問の後に制定し1854年に施行されました。これは伝統的なヒンドゥー律法に基いており、幾世紀にもわたってネパールの社会を体系化するものとなりました。この法には”プラヤース シッタ”(罪を避ける・取り除くこと)や”アサーラ”(異なるカーストやコミュニティにおける慣習法集)が含まれています。

ムルキ・アインに基づくネパールの代表的カースト/民族群の階級構造
カースト区分 カーストと民族集団
 ”タガダリ”(聖なる職服を羽織る者)  カース – ブラーマン、タクリ、チェットリ

ネワール – ブラーマン と チャットリヤ・シュレスタ

テライ – ブラーマン(法典の中ではインドのブラーマン)

 ”ナマシンヤ  マトワリ”(不可隷属でアルコールを飲む群)  ネワール – 職服を羽織らないシュレスタ(パンチタリヤ)、バレー(ヴァジュラチャルヤ/シャクヤ)、ウライ(トゥラダール と 他)、ジャプ、 そして他の少数な清い職業的カースト

’グルカ’  ジャナジャティ種族 – グルン、マガル、スヌワール、ライ、 そして リンブー。独自の宗教を持つため、彼らはヒンドゥーではない。

 ”マシンヤ  マトワリ”(可隷属でアルコール飲む群)  ボーテ(タマン と シェルパを含む)、タカリ、チェパング、ガルティ、ハク、クマール、 そして  タルー
 ”パニ ナ チャルネ ”(清くないが可接触)  ネワールの下級で清くない職業的カースト – バー、マナンダール、ドビ/カパリ、カドギ/カサイ他。

イスラム教徒 と ヨーロッパ人

 ”清くなく不可触” カース職業的カースト – カミ、サルキ、ダマイ、バディ

テライ職業的カースト – ドビ、ハルコル、チャマル、ドゥシャド、ドム、ムサハル 他

ネワール下級職業的カースト – クル、ポデ、チャマ:カーラ 他

ムルキ・アインによって伝えられたこの社会的価値体系だが、時々にそれは拘束的また時代倒錯的に足並みが揃わないかたちで施行されました。この価値体型はラナ政権の政治的弾圧の強力な武器となりました。ラナの政治体制の後、食物や飲み物、カースト内結婚に関するカースト法は無効とされましたが、ムルキ・アインそのものは廃止されませんでした。1963年に法的規則は新しい1964年版 法的規則に置き換えられました。そして、カーストに対する法的認識とカーストに基づいた全ての差別的な法律は終息しました。

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